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時代背景

宋の太祖・趙匡胤は戦乱の続いた五代十国時代の反省を受け

軍官の力を削ぎ、科挙を本格的に推し進め

文治主義を確立させた

 

やがて百五十年ほどの時が流れ

いつしか政治は腐敗の一途をたどり

汚職と賄賂にまみれた官僚たちは

自らの富と権力を手にする事に邁進するようなっていた

地位や裁判の判決さえもが金で買えるような世の中

彼らの横暴は庶民たちを苦しめていた

 

重税に耐えきれず山賊などへと身を落とす者

濡れ衣を着せられ罪に問われる者

上官や仲間の妬み嫉みで追い落とされる者

圧政に対して反旗を翻した者

 

さらに軍事力の低下に伴う

外敵の脅威にもさらされながら

人々は不安と渾沌の中で必死で生きていた

 

そして物語の幕が開く・・・

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